ある程度英語の多読・多聴学習を進めると、ペーパーバックを読んだり新聞・新聞雑誌を購読する、PodcastでBBCやCNNニュースを聴く、といったように自分の好みやレベルに合わせて選択の幅が広がってきます。一気に広がるので,逆に悩んでしまう人が多いかもしれません。
そんな人が次のステップとして利用するのに最適なのがAmazonのAudibleです。なお、これから多読・多聴を始めようと思っている人にはRaz-Plusをおすすめします。
Audibleとは
AudibleとはAmazonの関連会社が提供するオーディオブックのサービスです。会員になると洋書も含め、さまざまなジャンルの12万以上のオーディオブック作品が聴き放題になります。
プロのナレーターや声優を起用しているため、質の高い朗読を楽しめるのも特徴の1つです。中には、Michelle Obama『Becoming』やRichard Dawkins『The selfish genes』のように著者本人が朗読している作品もあります。筆者本人の息遣いや感情がダイレクトに伝わってくるのが印象的でした。
Audibleの利用方法
Audibleはスマートフォン・タブレット端末・PCで利用可能です。「iOS」、「 Android 」、「Windows」のアプリがあり、それぞれで3台まで利用できます。なお、同じAmazonの電子書籍サービスである「Kindle端末」では使えません。
Audible会員プランに登録後、聴き放題対象タイトルをライブラリーに追加または購入すれば、そのタイトルをストリーミング再生、もしくはダウンロードして聴くことができるようになります。
再生速度を0.5倍から3.5倍まで変更できるのもポイントの1つです。自分の理解度に合わせて利用することができます。
システム・料金
Audibleは月額プランのみで利用料金は1か月1,500円。単純明快、明朗会計です。 会員プランに登録すると聴き放題対象タイトルを聴くことができるようになります。聴き放題対象外のタイトルは個別に購入しなければなりません。聴き放題対象外のタイトルの場合は、非会員価格から30%引きで単品購入できますが、会員にならなくても個別タイトルを購入することは可能です。
以前は、月1,500円を支払うと毎月コインが1枚手に入り、そのコインで好きなタイトルをどれでも購入することができるコイン制でした。現在はコイン制ではなく、聴き放題対象タイトルを自由に聴くことができるようなシステムに移行しています。
なお、単品購入した作品は退会後でも聴くことが可能です。
Audibleのメリット・デメリット
Audibleのメリット・デメリットは以下の通りです。
Audibleのメリット
- 比較的新しい作品も無料で聴ける
- 個別にオーディオCDを買う手間とスペース、金額を考えればコスパが良い
- 解約しても、一度購入した作品は聴き続けることができる
- 速度を調節することができる
- 本を読むのは苦手な人も、オーディオブックであれば耳にスッと入ってくるので聴きやすい
Audibleのデメリット
- 目的意識がない人はなかなか継続できない
- ほしい作品が聴き放題対象になっているとは限らない
- 朗読者によって好みが分かれる
まとめ
自分のペースで多聴学習を進めたい人にとっては有益なサービスだといえるでしょう。BBC、CNNなどのPodcastと併用するのもおすすめです。Raz-Plusなどを終え、一歩進んだ多聴学習に取り組みたいと考えている方はAudibleを利用してみてはいかがでしょうか。